朝日町政の課題 中学校給食が争点に 小学校から配送、新設など 三重

【朝日町役場】

任期満了(6月4日)に伴う三重県の朝日町長選は16日に告示、21日に投開票される。現職の栗田康昭町長(68)は体調を理由に出馬せず、元町議の池田耕治氏(52)=柿、元銀行員の川﨑泰弘氏(61)=縄生、元会社役員の矢野純男氏(68)=柿(50音順)が立候補を表明している。中学校給食問題が争点になっている。

昨年12月の同町議会最終日、小学校で作った給食を中学校へ運ぶ「親子方式」を巡り、民生教育委員会で否決された「親子方式による中学校給食の早期実現を求める決議」が本会議で可決された。一方、同委員会で可決された「中学校の完全給食の早期実施を求める請願」は本会議で否決された。

池田氏は外部委託の「つなぎ給食」の即時導入を提唱し、「子どもたちの数がピークの今、給食を望む声に応えない行政は公共の福祉に反する」と訴える。津波に備え、「高い位置にある中学校に新しい給食センターをつくり、親子給食は中学校を拠点に小学校やあさひ園など津波被害の危険がある場所へ配送するかたちを取るべき」と述べる。

矢野氏は栗田町長の後継を自認するが、給食問題では異り、親子方式を速やかに実現すべきとの考え。直近の仕事が親会社の福利厚生関連施設への弁当供給や食堂運営で、その経験を生かせば実行できると話す。機械の更新と新規導入で能力をアップさせて対応し、子どもの数が将来減れば幼稚園や高齢者への供給を考えれば良いとする。

川﨑氏は完全給食を導入するため給食室の能力を増強するか、中学校裏に新しく施設を建てるかだと主張。「生徒の数が減ってきた時に校舎を1カ所に絞る話も出てくるはずで、今の小学校の場所なのか、中学校の場所なのか、津波が起こった時の影響がどうなのかなど複合的な議論が議会でなされているのか疑問」と語る。