尾鷲 九鬼でブリ8000匹水揚げ 「岬祭り」前に今季最多 三重

【水揚げされたブリ=尾鷲市九鬼町の九鬼漁港で】

【尾鷲】三重県尾鷲市九鬼町の漁業会社「九鬼定置漁業」が操業する2つの大型定置網に5日、今季最多となる計約8000匹のブリが入り、九鬼漁港に水揚げされた。4日は5000匹のブリが揚がったため、連日の大漁に港は活気づいた。

この日は大型船と小型船の計4隻が出港。港から約10㌔の沖合に仕掛けた大型定置網に入った1匹8―9㌔のブリを漁船に詰めて帰港した。漁師は船につるした網にブリを入れて、手際よく水槽に移した。

加藤久繕漁労長(64)によると、この時季に取れるブリは「春ブリ」と呼ばれ、脂の乗りがよいという。加藤漁労長は「この1週間で去年を超えた。丸々としておいしいブリだ」と喜んだ。

同社の田﨑義正社長(68)も「大漁はうれしい。ほっとしている」と話した。

九鬼町では7日午前10時から、大漁と海上安全を祈願する岬神社の例大祭「岬祭り」が開かれる。ブリ1匹などが当たるくじ引き大会もある。

三重外湾漁協紀州支所によると、5日は早田漁港で2200匹、紀北町の島勝港で5000匹のブリが水揚げされた。