伊勢型紙のアクセサリー考案 鈴鹿の那須さん、レクサス匠プロジェクトで 三重

【竹林社長(左)に伊勢型紙を使ったアクセサリーを紹介する那須さん=津市垂水のレクサス津店で】

【津】地域の伝統工芸を生かし新製品を開発する「レクサス匠(たくみ)プロジェクト」に参加したデザイナーの那須恵子さん(36)=三重県鈴鹿市岸岡町=が5日、レクサス津店(同市垂水、竹林憲明社長)と三重トヨペット(同市上弁財町、川喜田久社長)で取り組みを報告した。伊勢型紙を使ったアクセサリー「星月夜」を披露した。

同プロジェクトはトヨタの高級車ブランド「レクサス」が地方紙と連携しものづくりの振興と若い才能の支援を目指す地域貢献活動で3年目。全国から選ばれた50人が昨夏から専門家の助言を受け、製品を開発した。

那須さんは県から唯一の参加で、金や銀の箔(はく)を施した伊勢型紙を透明なアクリルで挟み、繊細な模様を敷き詰めた華やかなネックレスや県産真珠を使ったピアスなどを考案。1月に東京で百貨店のバイヤーやデザイン関係者らに披露した。

那須さんは「彫師は外とつながりがない業界だがこのプロジェクトで他の分野と一緒に新しい関係づくりができた。製品の裾野を広げることで伊勢型紙が広く普及する。希望を持っていろんな開発をしていきたい」と語った。

川喜田社長は透ける素材のアクリルで金具が目立たないよう仕上げられていることに注目し「繊細な作業の中で非常によく工夫されている」と評価した。

竹林社長は「和の伝統を新しいものと融合しているところがいい」と述べ「三重トヨタのイベントで飾ったり体験してもらったり一緒に何かができるといい」と激励した。