三重県知事選一騎打ち、あす投開票 県議選は新政と自民争う

【開票作業の手順を確認する職員ら=県庁で】

統一地方選の三重県知事選と県議選(定数51)は7日、投開票される。知事選は元玉城町議で新人の鈴木加奈子候補(79)=共産推薦=と、現職で三選を目指す鈴木英敬候補(44)=自民、公明推薦=(届け出順)による一騎打ち。県議選は無投票の5選挙区を除き、12選挙区に立候補した52人が38議席を争っている。

再選を目指す現職と共産推薦の候補が対決する構図は、平成27年の前回と同じ。前回の投票率は48・35%で、新人による三つどもえの激戦となった23年の投票率を7・34ポイント下回った。

鈴木加奈子候補は昨年12月に出馬を表明。福祉の充実を軸に主張を展開し、県政の転換を掲げる。鈴木英敬候補の成果とされる伊勢志摩サミットが県財政を圧迫したと訴え、批判票の取り込みを目指す。

鈴木英敬候補は1240の企業・団体から推薦を受ける万全の態勢。「県民党」を掲げた前回選挙と同様に、幅広い支援を得たい考え。「県民の命と安全安心」を強調し、防災減災の推進などを掲げる。

旧民進系の地域政党「新政みえ」と連合三重は前回に続いて独自候補を擁立せず、鈴木英敬候補を推薦。一方、旧民進の国会議員らが昨年7月に結成した三重民主連合は、いずれの候補も推薦していない。

県議選は、新政みえと自民系の勢力争いが焦点。現在の最大会派は新政みえの18人、自民系3会派は計20人。いずれも過半数には及ばず、新政みえが友好会派の支援を受けて議長ポストを独占した。

自民は26人を公認・推薦し、平成3年の改選以来、28年ぶりの単独過半数を狙う。新政みえは過半数の擁立を目指すも公認・推薦は23人にとどまった。17年から続く最大会派の維持を掲げる。

公明は現職2人の続投を目指す。前回選挙で議席を奪還した共産は、現職2人と新人1人を擁立し、40年ぶりとなる3議席獲得を狙う。維新は県議会への議席開拓を目指し、新人1人を立てる。

県議会で紛糾した「定数問題」も争点の一つ。県議会は今回から定数を6減の45とする予定だったが、削減の対象となる南部の議員を中心に異論が上がり、昨年3月の条例改正で51に戻すことを決めた。

女性の立候補者数は前回より5人多い12人で、昭和22年の第1回以降で最多となった。うち現職2人は無投票で当選。現在は6人で定数に占める割合は11・76%。改選後の割合も注目される。

県選管は5日、開票作業のリハーサルを県庁で実施した。約30人の職員が開票所から届いた速報をファクスで受け取り、発表するまでの手順を確認。横山啓書記長は「正確かつ迅速な作業を」と呼び掛けた。