祭典用米のもみ種まく 神宮神田で「下種祭」

【神田にもみ種をまく作丁ら=伊勢市楠部町の神宮神田で】

【伊勢】伊勢神宮の祭典に使用する米を作る神宮神田=三重県伊勢市楠部町=で4日、神田に「忌種(ゆだね)」と呼ばれるもみ種をまく祭儀「神田下種祭(しんでんげしゅさい)」が営まれた。

小松揮世久大宮司をはじめ、神職や楠部町の住民ら約70人が参列。地元から奉仕者として選ばれた市内の中学1年、森本太一君(12)が神職らと共に神田奥にある忌鍬山(ゆぐわやま)に入ってイチイガシの木から忌鍬を奉製し、マサキノカヅラを烏帽子に付けて下山した。

続いて神田の祭場で、神饌を供えて神田守護の神を祭った後、神宮技師の山口剛作長が忌鍬を手にして振り下ろす所作を行い、白装束の作丁2人が裸足で水田に入ってもみ種をまいた。

神宮神田の総面積約10ヘクタールのうち3ヘクタールにうるち米など十数種類を作付けする。もみ種は苗に育て、5月18日の神田御田植初で水田に植えられる。