いなべ ニラと誤認 スイセン食べ3人が食中毒 三重

【畑で採取されたニラ(上)とスイセン(三重県提供)】

三重県は1日、いなべ市の家族3人が畑に生えていたスイセンをニラと間違って食べ、食中毒の症状を訴えたと発表した。スイセンによる食中毒は全国で発生しているが、県内では平成に入ってから初めて。全員回復しているという。

県によると、3人は80代の父親と60代の息子、20代の孫。自宅の畑でニラを栽培しており、28日に採取。29日夜に炒め物の具として夕食に提供した。3人はニラと思い込んで食べ、30分後に嘔吐(おうと)し、救急搬送された。畑にはニラとスイセンが混在して生えていた。

スイセンは毒性成分のアルカロイドを含み、食べると短時間で嘔吐や頭痛などの中毒症状が出る。葉がニラに似ているため、間違えやすい。平成28年には、北海道でスイセンをニラと誤って食べた男性1人が死亡している。

県食品安全課は「まだスイセンの花が咲いていないため間違えやすい時期。一緒に育てないようにしてほしい」と注意を呼び掛けている。