三種の神器を携行 17日からの両陛下伊勢訪問で

天皇陛下の退位に伴い今月17―19日に予定されている天皇皇后両陛下の三重県内訪問・神宮参拝が、皇位の象徴とされる「三種の神器」の剣と璽(勾玉)を携行する「剣璽(けんじ)ご動座(どうざ)」となることが、1日までに宮内庁関係者の話で分かった。剣璽は天皇と共にあるのが大原則だが、戦後は地方行幸啓が増加し警備上の都合などから剣璽動座の機会が極めて減少している。今回は神宮式年遷宮(平成25年)後の26年3月の両陛下の神宮参拝以来、5年ぶりの剣璽動座となる。

剣璽は、神宮内宮のご神体の八咫鏡(やたのかがみ)と共に「三種の神器」と呼ばれ、戦前は天皇の宿泊を伴う地方訪問時に侍従が携えて随行していたとされる。剣璽動座は戦後途絶えていたが昭和49年の昭和天皇の遷宮後の参拝時に復活し、平成2年に両陛下が即位の奉告のため神宮参拝した際も行われた。以後は遷宮後の平成6年、26年の参拝時にも行われたが、今回、歴史上初めてとなる天皇の退位報告のための神宮参拝でも剣璽動座を伴うことになる。