三重県知事選 ラストサンデー 伊勢主戦場に両候補が舌戦

統一地方選の三重県知事選と県議選は31日、選挙活動期間中で最後の日曜日を迎えた。知事選は新人で元玉城町議の鈴木加奈子氏(79)=共産推薦=と、現職で3選を目指す鈴木英敬氏(44)=自民、公明推薦=(届け出順)が伊勢市内などで活動を展開。多くの人でにぎわう行楽地や駅前で演説を繰り広げた。

 

■命や暮らしを守るため全力 ― 鈴木加奈子候補
鈴木加奈子候補は鳥羽、伊勢両市を巡り、駅前やスーパーなど7カ所で街頭演説に臨んだ。買い物客や通行人に「皆さんのお力添えで、なんとしても選挙選を勝ち抜かせてほしい」と支持を求めた。

伊勢市岩渕二丁目の近鉄宇治山田駅前で演説。「県の予算は使い道が間違っている」とした上で「現職の知事はイベント好き。イベントの度に皆さんの暮らしのための予算が削られている」と批判した。

「県民の暮らしを応援する立場で予算を組み変える」と力説し、所得制限のない子ども医療費の窓口無料化や消防士の増員を提唱。「皆さんの命や暮らしを守るために全力を尽くす」と訴えた。

演説後は通行人と握手を交わし、政策が書かれたビラを手渡した。通行人の声援やタクシー運転手からのクラクションにも手を振って応えた。
■県民の思いを実現させたい ― 鈴木英敬候補
午前は度会町大野木の宮リバー度会パークを訪れ、多くの花見客らと握手を交わした。午後は伊勢市御薗町長屋のハートプラザみそので個人演説会を開き、出席した約600人(主催者発表)の支持者らと共に「ガンバローコール」をして決起した。

演説会には、選対本部長の三ツ矢憲生衆院議員や公明党県本部の中川康洋代表らが出席。JA全中の元会長で伊勢地区の後援会長を務める奥野長衛氏は「若者、よそから来た者、変わり者という大事な条件を完全に備えた人物が、鈴木英敬だ」と評価した。

鈴木英敬候補は演説で、防災減災対策や観光誘客、介護人材の確保、児童虐待対策を進めると強調した上で「県民の思いを一つでも多く実現し、結果を示すのが知事の仕事。もっと県民の思いを実現したい。皆さんに支援の輪を広げていただきたい」と訴えた。