三重県知事選・県議選 若者投票率アップへ初のネット広告 18歳選挙権で県選管

【投票を呼び掛ける県選管の啓発動画(ユーチューブより)】

選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから初の知事選と県議選を迎えるが、投票日の4月7日は10代にとって、就職や進学など新生活が始まる忙しい時期。県選管は若者の投票率アップを目指し、初めてインターネット上の広告媒体を活用。啓発動画やバナー広告を配信し、若年層に投票を呼び掛けている。

総務省によると、県内の18―19歳の投票率は、平成29年秋の衆院選では42・42%で、県全体の投票率(57・09%)を大きく下回った。県選管は若年層に選挙を身近に感じてもらうことで投票参加を促そうと、インターネット上の広告媒体の活用を決めた。

県選管は県議選が告示された29日、動画投稿サイト「ユーチューブ」や写真共有アプリ「インスタグラム」など若年層が日常的に使う5媒体で広告の配信を開始。県内の18―29歳の利用者を対象にバナー広告や啓発動画で投票を呼び掛けている。

啓発動画は15秒ほど。4月7日が知事選と県議選の投票日であることや18歳以上が投票できることを示した上で、出演者が「この街の未来を思う、この一票。未来を作りに選挙に行こう」と訴える。動画は県選管の公式アカウントでも配信している。

また、インスタグラムや短文投稿サイト「ツイッター」では、県選管の啓発キャラクター「いっぴょん」のアカウントで、職員が情報発信。インスタグラムでは28日以降、投票日までの日数をカウントダウンする写真や動画を公開している。

ただ、アカウントの登録者数はツイッターで200台、インスタグラムは二桁台にとどまっており、若者への波及効果に疑問が残る。県選管は「インターネット上の広告との相乗効果で、若者が選挙の情報に触れる機会を増やしたい」としている。