不祥事防止へ総括監設置 三重県人事異動、総勢1336人に

【県職員の人事異動を発表する鈴木知事=県庁で】

三重県は30日、平成31年度の4月1日付人事異動を発表した。異動規模は前年度より106人多い総勢1336人。職員の不祥事や不適切な事務処理が相次いだのを受け、全庁的なコンプライアンスの推進に取り組む新たな役職として「コンプライアンス総括監」を設置した。

鈴木知事は新年度の人事について「県民からの信頼を回復するため、コンプライアンスや財政健全化など県庁の内部マネジメントの強化が一つの柱」と総括。「31年度は次期行動計画など必要な計画策定が多いため、策定に向けた配置でもある」と述べた。

職員の不祥事や不適切な事務処理を防ぐため「管理職の登用ではコンプライアンスの取り組みを人事評価に反映する」と説明。「人事とコンプライアンスを連動させることで、多くの職員に緊張感を持ってもらいたい」と語った。

■コンプライアンス
新設するコンプライアンス総括監は、総務部副部長(行政運営担当)が兼務。人事課などで服務管理やリスクマネジメントの経験がある喜多正幸県土整備部副部長(57)を充てる。職員の非違行為に対する処分を厳罰化するため、懲戒処分の指針を見直す。

■女性登用
環境生活部副部長や児童相談センター所長などこれまで男性が占めていたポストに女性を配置した。課長補佐級事務長以上の管理職に就く女性職員は前年度と比べて5人増の77人。
県は男女共同参画基本計画で、平成32年4月1日時点で管理職に占める女性の割合を10%にすると目標に掲げていたが、前年度に2年前倒しで達成。31年度は前年度比0・8ポイント増の10・9%となった。

■三重とこわか国体
2年後に迫る三重とこわか国体・三重とこわか大会に向けて、国体・全国障害者スポーツ大会局を28人増員し、95人体制に拡充。局長には辻日出夫関西事務所長(57)を充てる。三重とこわか大会の準備に向けて、局内に「全国障害者スポーツ大会課」を新設した。

■異動規模
各級の異動規模は、部長が前年度と同じ8人▽次長級52人(前年度比9人減)▽課長級198人(5人減)▽課長補佐級480人(29人増)▽主査級248人(50人増)▽主任級158人(12人増)▽一般職192人(29人増)。