伊賀焼と現代アート融合 南伊勢町で谷本さん個展 三重

【多彩なセラミックアート作品が並ぶ会場=南伊勢町五ケ所浦の伊勢現代美術館で】

【度会郡】三重県南伊勢町五ケ所浦の伊勢現代美術館で、伊賀市の陶芸家、谷本景さん(70)のセラミックアート作品展「古代から」が開かれている。5月12日まで。火、水曜日と今月28日は休館。

谷本さんは陶芸を学んだ後、20代でフランス・パリに渡り、銅版画を学んだ。昭和52年の帰国から現在まで、伝統的な伊賀焼を継承しながら現代アートを取り入れた新しい伊賀焼の創作に取り組んでいる。

同展には、古代遺跡から出土した銅鐸をイメージしたオブジェや陶板など約50点を出展。「長い歳月、土に埋もれ朽ちかけたものには美しさがあり、ロマンがある」と話し、作品で遠く古代からの息吹を表現したという。

作品を成形してから形を崩したり、土をもぎ取ったりするなどさまざまな工夫を凝らし、地面から出てきた自然の姿や形、質感を表現している。

同館の担当者は「新しい伊賀焼の造形美を見てもらいたい」と話していた。

入館料は一般700円、中高大生500円、小学生以下無料。問い合わせは同館=電話0599(66)1138=へ。