三重県議選あす告示 65人が立候補見通し 5選挙区で無投票の公算

任期満了(4月29日)に伴う三重県議選(定数51)が29日、告示される。現職42、元職3、新人20の計65人が立候補する見通し。旧民進系会派の新政みえが最大会派を維持するか、自民系会派が奪還するかが焦点となる。

いなべ市・員弁郡(定数2)▽伊勢市(同4)▽松阪市(同4)▽亀山市(同1)▽熊野市・南牟婁郡(同2)―の5選挙区で無投票の公算。前回は無投票だった選挙区に新人が出馬を表明したことなどから、無投票は前回選挙に比べて3選挙区減少する見込み。

前回選挙では、民主党(当時)や支持母体の連合三重などが推す23人の全員が当選し、旧民進系が県議会の最大勢力を維持してきた。一方、自民は公認した26人のうち当選が21議席にとどまったが、公明の2人と連携して対抗してきた。

新政みえにとって平成17年から維持する最大会派を継続できるかが今回の課題となるが、新政みえが地域政党として公認や推薦を出したのは14選挙区の23人にとどまる。このため、左派系の友好会派などと連携して多数派を維持したい考え。

対する自民は亀山市を除く16の選挙区に公認23、推薦3の計26人を擁立。過半数を獲得すると共に、長きにわたって新政みえに譲ってきた最大会派も奪還する構え。公明は現職2人の公認に加え、8人の自民候補に推薦を出して支援する。

前回選挙で県議会への復帰を果たした共産は現有2議席の確保に加え、鈴鹿市選挙区に擁立した新人を含めた3人の当選を目指す。日本維新の会は名張市選挙区に1人を擁立し、関西方面からの浸透を狙う。

県議会は今回の県議選から定数を5減の45で実施する予定だった。一方、新政みえや削減の対象となる南部選出の議員から改選後に見直しを求める声が上がり、昨年3月の条例改正で定数を51に戻した。「定数問題」に対する有権者の判断も注目される。