児童ら古式泳法の実技発表 玉城に残る「小池流」 町長に研究会の成果報告 三重

【辻村町長(後列左から2人目)らに日本泳法研究会での成果を報告した児童と保存会員ら=玉城町役場で】

【度会郡】16、17日に名古屋市であった日本泳法研究会で、三重県玉城町に伝わる「古式泳法小池流」の実技発表を行った町内の小学5年生10人と、「田丸小池流保存会」の太田弘会長(75)らが25日、町役場を訪れ、辻村修一町長らに研究会での成果を報告した。

古式泳法は武士が身に付けた武芸の1つで、13流派が伝統を受け継いでいる。400年前に和歌山県で発祥した小池流は遠泳が目的とされ、カエル泳ぎとも呼ばれる平泳ぎが基本。1786年に同町に伝わった。

昭和61年には有志らが同保存会を結成。伝統を後世につなげる活動に取り組み、毎年夏休みに町内の小3―6年生の参加を募って、保存会の指導員らが町営プールで水練を実施。50メートル以上泳げるようになると古式泳法を学んでいる。

報告会では、研究発表や児童らが小池流の2種類の泳ぎを披露した様子について説明し、参加者らが感想を述べた。

辻村町長は「町としても玉城に残る古式泳法を大事にしていきたいと思うので皆さんも頑張って続けてもらいたい」と話した。

外城田小5年の中村祉貴君(11)は「小池流を学んでいろんな技ができるようになったので今後も続けたい」、太田会長は「古式泳法を継承していくのが我々の務め。次の世代の人につないでいきたい」と力を込めた。