〝豪商精神〟でまちづくりを 松阪商議所が「宣言」起草 三重

【竹上市長(手前)に提言する谷川会頭(左)=松阪市役所で】

【松阪】三重県の松阪商工会議所の谷川憲三会頭は26日、松阪市役所で竹上真人市長に提言書「豪商スピリットのまちづくり宣言」を提出した。三井高利など豪商を生み出した松阪に流れる精神を抽出し、まちづくりに生かす内容。

同商議所は平成27年に「松阪ルネサンス懇話会」(村林守座長)を設置し、29年に「松阪ルネサンス宣言~松阪の地方創生への提言~」をまとめ市に提言した。同懇話会は2年延長し、今回の宣言を起草した。市政に活用してもらおうと市と市議会に要請するとともに、「豪商スピリット宣言」を採択し、31年度から「豪商スピリット企業」を認証する。

豪商スピリットのまちづくり宣言は5項目あり、「自由な発想と革新的な精神をもって時代を切り開いてきた『豪商スピリット』は、松阪の文化を象徴するだけでなく、今の時代が求めている精神」と訴えている。

豪商スピリット宣言は6項目で、「働くことに幸せを感じるような従業員こそが、お客様に喜んでいただけるようなサービスを提供できるのです」「大もうけする必要はありませんが、企業活動から確実に利潤をあげて、持続可能な経営を行わなければなりません」としている。

谷川会頭は「豪商を生んだまちの歴史と風土は今に受け継がれている。そのスピリットを生かしてまちづくりを進めたい」と呼び掛けた。

竹上市長は「十分受け入れられる話。最初に『市民が主導し協働してまちづくりに取り組みます』とあるのがいい」と話した。