三重県知事選 初サンデー、支援求め奔走 街頭演説でアピール 三重

任期満了(4月20日)に伴う三重県知事選は24日、告示後初めての日曜日を迎えた。新人で元玉城町議の鈴木加奈子候補(79)=共産推薦=と現職で3選を目指す鈴木英敬候補(44)=自民、公明推薦=は、駅前やスーパーで街頭演説をこなし、有権者に支持を求めた。

■鈴木加奈子陣営
鈴木加奈子候補は午前10時、鈴鹿市の近鉄白子駅前ロータリーで駅の利用者らを前に演説。「ともに歩み、皆さんの願いをしっかりと受け止める加奈子をどうかあなたの大事な知事として押し上げて下さい」と呼び掛けた。

鈴木候補は「(鈴木英敬候補を)皆さんを守る責任者として居座らせるわけにはいかない」と訴え、対決姿勢を鮮明にした。所得制限のない子ども医療費の窓口無料化など福祉分野に注力する姿勢をアピール。防災分野では消防士の確保を第一に挙げ、現職の防災施策と差別化を図った。

演説後には通行人と握手を交わし、集まった支持者の声に耳を傾けた。鈴木候補を擁立した市民団体「県民本位のやさしい三重県政をつくる会」の辻井良和会長も同行し、鈴木候補への支持を求めた。

この日は、鈴鹿市内の駅前やショッピングセンターなど6カ所で街頭演説に臨んだ。鈴木候補は選挙カーで市内を回り、路上や車中から通行人に手を振った。

■鈴木英敬陣営
鈴木英敬候補は尾鷲市や熊野市など東紀州を中心に6市町を回り、スーパーや駅前などで街頭演説。「新時代のリーダーを決める重要な選挙。3度鈴木英敬を県政の場に送っていただきたい」と支持を求めた。

鈴木候補は午後1時半ごろ、尾鷲市古戸野町の主婦の店セントラルマーケットの駐車場で、集まった有権者と握手を交わした。有権者ら約250人(主催者発表)を前に「次の4年間も観光や経済など良い流れを継続する」と訴えた。

鈴木候補は大規模災害の発生に備え「市と連携して皆さんの命を守る仕組みを作る」と力を込めた。今年で世界遺産登録15周年を迎える熊野古道を「しっかり情報発信する」と強調。県外から建設残土が流入する問題について「皆さんの不安を払拭するため、年内に条例を制定したい」と訴えた。

この日は午前中に大紀町と紀北町を回った後、午後に尾鷲市に向かった。夜は紀宝町と御浜町で個人演説会を開いた。