
サッカー女子のプレナスなでしこリーグ1部は24日、第2節5試合があった。三重県伊賀市が拠点の伊賀フットボールクラブくノ一は同市小田町の上野運動公園競技場で日テレ・ベレーザと1―1で引き分け、1部復帰後初の勝ち点1を挙げた。
伊賀は高い位置でボールを奪い、素早く攻撃に転じる作戦を徹底。前後半で11本のシュートを放ち、1部4連覇中の日テレをシュート本数で6本上回った。
前半30分、DFの裏を突かれて日テレFW田中美南に先制点を奪われたが、敵陣に攻め込む時間が増えた後半36分、セットプレーのこぼれ球をFW小川志保が右足で押し込み、同点に追いついた。
この日がホーム開幕戦で小川の同点ゴールが決まると1007人(主催者発表)が詰めかけたスタンドから歓声が起きた。
「自分たちのスタイルを最後まで貫けた。勝ち点3くらいの重みのある引き分け」と選手をねぎらった大嶽直人監督は「これからも見る人をわくわくさせるサッカーをしたい」と話した。
次節の31日もホーム戦で、上野運動公園競技場でジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦する。