紀北町にバイオマス発電所計画 上里地区で住民説明会 三重

【小型木質バイオマス発電事業の計画について事業者から説明を受ける住民ら=紀北町上里の上里福祉会館で】

【北牟婁郡】間伐材を燃やして発電する小型木質バイオマス発電事業が、三重県紀北町上里坂ノ下で計画されていることが分かった。出力は450キロワットで、一般家庭約千世帯分を発電する。近隣市町のスギやヒノキの丸太を買い取ってチップにした後、チップをいぶした際に出るガスを使って発電する計画という。稼働予定日は未定。

24日に同町上里の上里福祉会館で事業者による住民説明会が開かれ、運営会社の「パワーエイト」(松阪市肥留町)、機械メーカーの「新宮エネルギー」(大阪府高槻市)、事業予定地の土地所有者「エコリソース」(愛知県小牧市)の担当者4人、町職員、住民らが出席した。

同事業は、民間の汚染土壌処理施設が上里地区で計画され、住民の反対運動が起き、のちに町が建設を中止した施設を利用する。

住民側からは「丸太を運ぶトラックは通学路を通るのか」「建設用材を一切使わないと明言してほしい」などと質問や意見が相次いだ。

事業者側は「通学時間帯にトラックは通らないよう安全確保に努めたい」「町にある木を有効的に活用したい」などと答えた。

事業者は、説明会後の取材に「説明会を重ねて住民の理解を得られるようにしたい」と話した。この日住民から出た質問は、今後の住民説明会で回答するという。