やなせたかし文化賞の「tupera tupera」が壁画 松阪・梅村幼稚園の新園舎玄関に

【壁画を仕上げるツペラツペラの2人=松阪市久保町の梅村幼稚園で】

【松阪】絵本作家の二人組「tupera tupera(ツペラツペラ)」の亀山達矢さん(42)=伊勢市出身=と中川敦子さん(41)=京都市同=は23日、松阪市久保町の梅村幼稚園(木許千賀園長、定員210人)の新園舎玄関に壁画を仕上げた。

同園は昭和40年に開園し、三重高校(梅村光久理事長)が運営している。園舎の老朽化に伴い、スクールバスの運行や保護者の送迎に便利な同校隣へ移転新築した。鉄筋コンクリート造り二階建て、延べ床面積1868平方メートル。

ツペラツペラは「パンダ銭湯」が街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、「わくせいキャベジ動物図鑑」が日本絵本賞大賞をそれぞれ受賞し、昨年三―6月に県立美術館で開いた個展には6万人が入場した。先月、第一回やなせたかし文化賞に選ばれた。

壁画は同校が制作を依頼。縦二・四四メートル、横四・六九メートル。跳び箱や縄跳び、鼓笛隊など園の生活と、園児がゾウやクジラと遊ぶ場面が合わさっている。商業施設や病院に手掛けた壁画はあるが、幼稚園は初めてという。

同校出身の亀山さんは「頭に刻み込まれると思う」と語り、中川さんは「園のアルバムを見せてもらって力を入れているマーチングや元気にのびのびしているところと想像の場面を行ったり来たりさせて描いた」と話した。

木許園長(48)は「園児が見ている絵本の絵が壁画になった。毎日元気になる」と喜んでいた。