新エネ発電所や憩いの場 三田火力跡地活用へ、尾鷲市など構想発表 三重

【グランドデザインが明らかになったおわせSEAモデル協議会の総会=尾鷲市朝日町の尾鷲商工会議所で】

【尾鷲】三重県尾鷲市、中部電力、尾鷲商工会議所でつくる「おわせSEAモデル協議会」は22日の総会で、昨年12月に廃止された中部電力尾鷲三田火力発電所(同市国市松泉町)の跡地活用に向けたグランドデザイン(全体構想)を発表した。つり桟橋や公園といった憩いの場を設けるほか、5年後をめどに木質バイオマス発電所を稼働させると明記した。

コンセプト▽構想イメージ▽各施策のイメージ―の3構成。「過疎高齢化に悩む尾鷲を新たなエネルギーと豊かな自然の力を借りて復活させる」をコンセプトとし、新たな産業の創出などを掲げている。

構想では、地元住民や観光客が楽しめる場を目指し、3年後をめどにつり桟橋や運動施設、公園の供用を始めると説明。5年後を目めどに木質バイオマス発電所などの事業を開始する方向性を示した。

この日の総会には、中電の渡部哲也発電カンパニー発電企画室長や加藤千速市長、尾鷲商議所の伊藤整会頭ら関係者が出席した。三者は事業の検討部会を設置し、事業費などを検討していく。

協議会の幹事を務める加藤市長は「産業振興に伴う雇用創出や市民サービスの向上、集客交流人口の増加による地域活性化政策を、より具体的に進めたい」と述べた。