四工高の教諭、万引4回で懲戒免職 三重県教委が処分

【定例記者会見で、職員の懲戒処分を公表する廣田教育長=県庁で】

4回にわたって万引を繰り返し、逮捕されるまで上司に報告していなかったとして、三重県教委は22日、県立四日市工業高(四日市市日永東)の田中登教諭(50)を懲戒免職処分とした。田中教諭が1月に逮捕されたことをきっかけに発覚。過去の万引を上司に報告しなかった理由について、田中教諭は「言わなければ、ばれないと思った」と説明している。

県教委によると、田中教諭は1月8日午後8時10分ごろ、桑名市内のスーパーで、弁当など食料品10点(約2280円)を盗んだとして、桑名署に窃盗(万引)の疑いで現行犯逮捕された。

その後、田中教諭は県教委の聞き取りに、平成18年から28年までにも3回、スーパーでパンを盗んだと告白。いずれも警察の事情聴取を受け、28年の事件では罰金30万円の略式命令を受けた。

また、田中教諭は27年7月、四日市市内のショッピングセンターでATM(現金自動預払機)に置いてあったスマートフォンを横領。県教委は28年2月、田中教諭を戒告処分としていた。

田中教諭は万引を繰り返した理由を「これぐらいなら分からないと思った」と説明。戒告処分の際に過去の万引を報告しなかったことには「明確に聞かれず、言わなくても良いと思った」と話したという。

また、県教委は、乗用車で小学5年の男児=当時(10)=をはねて脚に骨折のけがを負わせた県立特別支援学校西日野にじ学園(四日市市西日野町)の男性教諭(29)を、減給10分の1(1月)の懲戒処分とした。

東員町内で乗用車を運転中、対向車線にはみ出して車と衝突し、相手方の女性=当時(39)=に骨折のけがをさせた同校の女性臨時労務員(49)に対しても、同日付で減給10分の1(1月)の懲戒処分を出した。

廣田恵子教育長は22日の定例記者会見で「不祥事が非常に多く、申し訳ない」と謝罪。過去の不祥事や対策をまとめた冊子を作成して学校に配布するほか、学校ごとに対策をまとめてもらう考えを示した。