松阪のまち歩き発着点に 観光交流センター公開、来月5日にオープン 三重

【豪商のまち松阪観光交流センターの外観=松阪市魚町で】

【松阪】三重県松阪市は22日、来月5日に開業する同市魚町の「豪商のまち松阪観光交流センター」の報道機関向け内覧会を開いた。まち歩きを楽しむ発着点として集客を狙う。

現在の三井グループに発展した三井家の跡地に建ち、付近に松阪商人を代表する旧長谷川家や旧小津家が軒を連ねる。切り妻平入りの和風鉄骨造り2階建て、延べ床面積434平方メートル。合併特例債を活用して3億3998万円かけた。同市観光協会が指定管理者として運営し、5人ほど常駐する。年間4万人の来場を見込む。

1階はまちの見どころを紹介する観光案内と土産販売。受け付けの壁一面に江戸時代の「松坂絵図」を拡大して配した。関心のある言葉を入力するとお薦めの「まち歩きマップ」を作成できる端末を置いている。

2階は参宮街道のにぎわいや松阪の偉人、松阪商人をテーマにした展示と、「松阪ものがたり」と題した映像。江戸期の参宮街道の町並みと通行人の精密模型がある。特別展示やイベントの会場としても活用できる。

平成25年に旧長谷川邸が市に寄贈されたのをきっかけに、「豪商のまち松阪」をキャッチフレーズにしたまちづくりが始まり、観光交流拠点施設の整備計画が持ち上がった。本館と別館を建設する予定が、市長の交代に伴い本館だけに変わった。近くの別館予定地は「豪商のまちバス専用駐車場」に整備した。

同市観光交流課の近田弘之課長は「ここを発着点にまち全体を歩いていただければ」と期待している。