攻撃野球で躍進誓う 津田学園、17年ぶりセンバツ あす開幕 三重

【選抜出場決定で2017年夏の甲子園で話題になった「いいね!」ポーズで喜びを現す津田学園の選手ら=1月、桑名市の同校で】

第91回選抜高校野球大会が23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。三重県内からは東海地区第2代表として、津田学園(桑名市)が2002年以来17年ぶり3回目のセンバツ出場。2017年夏の甲子園で初の1勝を挙げ、2連覇が懸かる昨年夏の全国高校選手権三重大会は初戦で敗れた。〝天国と地獄〟を見た2年生を中心に、春夏通じて3季ぶり4回目の甲子園で躍進を誓う。

昨年秋から打力重視のチームを目指して来た。県3位で出場した昨年秋の東海大会は打撃が振るい1回戦から決勝まで4試合で32得点。チーム安打は1回戦から3試合連続2桁安打を記録した。

PL学園(大阪)3年時の夏の甲子園で3回戦進出、国体制覇を経験している佐川竜朗監督は「いくらいいピッチャーがいても点が取られる。どれだけ点を取れるかが勝負」。甲子園で目指すのは投打で粘って最後に1点多く取る野球だ。

打線の中軸は、主将の石川史門のほか、甲子園経験者の藤井久大、昨年秋4本塁打の前川夏輝。中京大中京(愛知)を13―2で下し、センバツ出場をほぼ手中にした昨秋の東海大会準決勝では前川が3試合連続本塁打を達成。藤井の公式戦初本塁打となる右越え本塁打で五回コールド勝ちを決めた。

佐川監督は「(昨年)8月の時点で攻撃的な部分を強化すると決めた」と話す。昨年は春の県大会で22年ぶり2度目の優勝を果たしたが、シード校として臨んだ夏の県大会は初戦で敗退。2年生を中心に新チームを立ち上げると例年以上に体作りと振り込みに時間を割いた。

春から8キロ増量した藤井は「それまで当てに行くバッティングが多かったが、スイングが鋭くなって長打も増えた」。投手陣も心身ともパワーアップし、主戦右腕の前佑囲斗はストレートの球速が最速148キロに達し、昨年秋は73回3分の2で82奪三振を記録した。

2年前の夏の甲子園で1年ながら5番を打った藤井は「甲子園では1回戦は勝てたが2回戦で完敗した。センバツでは決勝まで行く」と力を込める。補助員として甲子園に出場し「次は自分の力で立ちたいと思った」と話す前は「チームが1つになればいい試合が出来る。試合のリズムを作るのは自分。味方にしっかり流れを持って行けるピッチングをしたい」と意気込んでいる。