東日本震災から8年、三重県が追悼式 357人、今も県内に避難

【追悼式で献花する参列者=三重県庁で】

東日本大震災の発生から8年が経過した11日、三重県は県庁講堂で追悼式を開いた。政府主催の追悼式に合わせて開催。県内に避難している人を含む約300人が参列し、黙とうや献花などで犠牲者を悼んだ。

政府主催の追悼式をスクリーンに映し出して開催。参列者は安倍晋三首相の式辞や秋篠宮さまのお言葉を聞き、地震発生時刻の午後2時46分に黙とう。県内への避難者らが代表で献花した。

鈴木英敬知事はあいさつで「当事者は片時も忘れはしないが、直接に関わっていない人は薄れてしまう。この差を少しでも小さくしたい。私たちも震災の教訓を胸に命を守る対策をしっかり進める」と述べた。

福島県郡山市から家族4人で伊勢市に移り住んでいる荒川圭子さん(51)は3回目の参列。「自分でも風化が進んでいると感じる。福島へ帰りたい思いは月日がたつにつれて少なくなっている」と話していた。

県によると、震災で死者がいなかった県で追悼式を開いているのは三重だけ。政府主催の追悼式に合わせて開き、8回目となる。2月末現在で、117世帯の357人が被災地から県内に避難している。