三重県職労、現職鈴木氏を推薦へ 知事選、連合三重も決定見通し

任期満了(4月20日)に伴う三重県知事選で、県職員労働組合(県職労)が、現職で3選を目指す鈴木英敬氏(44)=自民、公明推薦=を推薦する方針を固めたことが、関係者への取材で分かった。県職労は職員の給与削減などを求める鈴木氏に反発してきた一方で「真摯な姿勢で労使交渉に臨んでいる」と評価した。この方針を受け、連合三重も近く鈴木氏を推薦する見通し。

関係者によると、鈴木氏は1月下旬に県職労の幹部らと面会。「人件費の削減などを巡って労使が対立する問題はあったものの、より緊密なパートナーとして連携したい」などと述べたという。

県職労の幹部らは2月中旬に再び鈴木氏と面会し、政治姿勢や労使関係に対する考え方を聞き取った。同月下旬に各支部の代表者らを集めて開いた「政治・政策推進委員会」で推薦に合意したという。

委員会では「話し合える労使関係があることを重視すべき」「パートナーとして推薦を求められているなら組織として応えるべき」「推薦するなら強い意志で取り組むべき」との声が上がったという。

県職労は職員給与の削減や出張旅費の適正化を巡って県当局と激しく対立してきたが、「鈴木氏が労使交渉の合意を尊重する結果として、県職員の賃金水準は全国的に見ても一定維持されている」と判断した。

県職労は8日に津市内で開く臨時大会に、鈴木氏を推薦する議案を提出する。組合員らの承認を経て推薦が正式に決まる見通し。県職労が知事選で鈴木氏を推薦するのは前回に続いて二度目となる。

一方、連合三重の幹部は知事選の対応について、これまでの取材に「県職労が判断するまでは決められない」としていた。自治労県本部を通じて推薦決定の報告を受けた上で、近く推薦を決める見通し。

知事選は3月21日告示、4月7日投開票。鈴木氏のほかに、新人で「県生活と健康を守る会連合会」の会長を務める元玉城町議の鈴木加奈子氏(79)=共産推薦=も立候補を予定している。