「なぜ県債管理基金」 三重県議会予決常任委総括質疑 33億円積み立てに批判相次ぐ

【県債管理基金への積み立てに関する意見が相次いだ県議会予算決算常任委=三重県議会議事堂で】

三重県議会の予算決算常任委員会(津村衛委員長、47人)は4日、総括質疑があった。本年度の最終補正予算案で、約33億円を県債管理基金に積み立てることに対し、批判や疑問が相次いだ。

中瀬古初美(新政みえ、1期、松阪市選出)▽田中智也(同、2期、四日市市)▽日沖正信(同、5期、いなべ市・員弁郡)▽石田成生(自民党県議団、2期、四日市市)▽中嶋年規(同、4期、志摩市)▽西場信行(自民党、9期、多気郡)▽中川正美(同、9期、伊勢市)▽長田隆尚(能動、3期、亀山市)▽奥野英介(鷹山、3期、伊勢市)▽山内道明(公明党、1期、四日市市)▽山本里香(共産党、1期、四日市市)▽倉本崇弘(大志、1期、桑名市・桑名郡)▽稲森稔尚(草の根運動いが、1期、伊賀市)▽野村保夫(青峰、1期、鳥羽市)の14委員が質問。

西場委員は本年度の最終補正予算案で、収支の差額分に当たる約33億円を、将来の借金返済に充てる県債管理基金に積み立てることについて「なぜ行き先が県債管理基金なのか」と尋ねた。

これに対し、嶋田宜浩総務部長は「県債管理基金への積み立てをずっと見送りったままにすると元本を支払わなければならないときに支障が出る。今後は毎年度、最終補正の段階でできるだけ余剰財源を県債管理基金に積みたい」と理解を求めた。

また、奥野委員は「お金が余って行き場がないので県債管理基金に積み戻したのではないか。本当に真剣に予算を編成しているのか疑問に感じる」と批判。

鈴木英敬知事は「一定の計画を持ちながら、チャンスがあれば戻す。行き当たりばったりに見えるかもしれないが、我々としては議論しながらやっている」と反論した。