尾鷲高3の伊藤さん、6日から初の絵画個展 津の三重画廊

【個展を開く伊藤さん=尾鷲市北浦町で】

【尾鷲】尾鷲高校3年の伊藤乃愛(のえ)さん(18)が6―10日、初の個展を津市中央の三重画廊で開く。高校生が三重画廊で個展を開くのは初めて。伊藤さんは「作品で人の心を動かすことは簡単ではないが、絵を見た人が少しでも何かを感じてもらえたらうれしい」と話している。

伊藤さんは幼い頃から絵に親しみ、同校では美術部に入部。尾鷲神社に奉納する大絵馬や高校総体のカウントダウンボードの制作に携わったほか、市が開発した健康弁当のパッケージデザイン、環境省のパンフレットの表紙などを手掛けた。

昨年7月ごろ「今の自分にしかできないことがあるはず。大きなステージで絵を発表してみたい」と思い、額縁を購入している縁もあり三重画廊で個展を開くことを決意。「異なる価値がぶつかり合って生まれる可能性を絵で表現したい」と、テーマを「ぶつかり」とした。

ミケランジェロの彫刻作品「ピエタ」と火山の爆発を組み合わせた「似て非なる者たちよ」は、アクリル絵の具約50色を使い、二カ月半かけて描いた。東日本大震災の被災地の復興を祈って描いた「花は咲くから」、全国高等学校総合文化祭に県代表として二年連続出品した「神の木」や「聖者の行進」など15号から100号の油絵を中心に計25点を並べる。

4月からは、武蔵野美術大学造形学部油絵学科(東京都)に進学する。伊藤さんは「一生かけて油絵を描いていきたい。自分が見てすごいと思ったことを絵を通して伝えたい」と意気込んでいる。

入場無料。時間は午前10時―午後6時(最終日は午後5時)。伊藤さんは期間中、画廊に常駐する。

問い合わせは三重画廊=電話059(225)6588=へ。