南伊勢町 新年度当初予算案 一般会計91億円 子育てと教育に力 三重

【度会郡】三重県の南伊勢町は26日、平成31年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は対前年度比1・6%増の約91億2千万円。小山巧町長は「人口のV字回復元年予算」と命名し、「子育てと教育施策に力を入れ、14歳以下の増加を目指す」と述べた。3月5日開会の町議会3月定例会に上程する。

水道事業などの企業会計は、町立南伊勢病院の高台移転に伴う上水道工事の完了を受け、5・4%減の28億円。国民健康保険事業などの特別会計は、57億6千万円(0・5%増)で、予算総額は176億8千万円(0・1%増)となった。

歳出では未就学児の英語力向上事業に960万円を充てる。英会話スクールや英語学童保育などを手掛ける「やる気スイッチグループ」(東京)と提携し、町内4つの公立保育園で4歳児と5歳児を対象に英語での保育を行う。ネイティブやバイリンガル講師を採用し、週に2、3日、英語であいさつしたり、歌ったりする時間を設ける。

第三子以降の出産に給付する祝金制度の対象を第一子からに拡大し、200万円を計上。1人当り10万円を給付する。小学校で4500円、中学校で5100円の給食費の補助制度も拡充し、月額百円を半額に引き上げる。関連予算124万5千円を盛り込んだ。

災害対策も兼ねた定住施策として、町営住宅5棟10戸を高台の旧五ケ所中学校跡地(同町船越)に移転する事業に4410万円を充てる。町営住宅に隣接する形で若者定住用の分譲住宅地を整備する。

歳入は自主財源の柱となる町税が5・2%増の10億9千万円。太陽光発電施設の増加に伴い、固定資産税が伸びた。不足分は貯金に当たる財政調整基金を1億7千万円(47・6%減)取り崩すほか、借金に当たる町債を12億5千万円(9・7%増)発行する。

小山町長は「若者が住みやすい環境を作るのと同時に雇用整備も進めていかないといけない。一次産業の振興に力を入れていく」と語った。