LGBT理解へ三重県が指針 職員に正しい認識促す 都道府県初

LGBTをはじめとする多様な性的指向や性自認に対する理解を深め、適切に行動してもらえるよう、三重県は26日、職員向けのガイドラインを策定したと発表した。性に対する正しい認識や行動例を掲載。同様のガイドラインは千葉市などが策定しているが、都道府県では初となる。27日から県のホームページで公表する。

県職員らが昨年5月の「若手中堅職員養成塾」で当事者の講演を聞いたことが策定のきっかけ。県によると、千葉、京都、熊本の3市と東京都の文京区と豊島区も同様のガイドラインを策定している。

多様な性のあり方を知って行動するための「六か条」を明記。正しい知識を身に付けて理解を深める▽カミングアウトや相談は真摯に受け止める▽多様な性のあり方に配慮した言動をする―などと定めた。

正しい行動例として、窓口の対応では相手方の名前や性別を口にせず書類を指さして確認するなど、性別への配慮を要請。希望に応じてプライバシーが守られる場所で応対することも求めている。

「自然に打ち明けられる環境ができることを望む」「LGBTに対する周囲の知識や認識が不足している」などとする当事者の声も掲載。性的指向と性自認の解説、関係する相談機関なども盛り込んだ。

電子メールで職員に送付し、研修でも使う予定。鈴木英敬知事は26日のぶら下がり会見で「企業にも使ってもらえるよう分かりやすさを意識して作った。行動の変革につなげてほしい」と述べた。