松阪 「武四郎まつり」にぎわう 生誕200年、最後を飾る 三重

【アイヌ古式舞踊を披露する札幌大学ウレシパクラブ=松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で】

【松阪】武四郎まつり実行委員会は24日、三重県松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で北海道の名付け親として知られる同所出身の松浦武四郎(1818―1888年)をたたえる「武四郎まつり」を開いた。生誕200年記念事業の最後を飾った。

武四郎は幕末、アイヌの協力を得ながら蝦夷地を6回探検し、内陸部を含む詳細な地図と調査記録を残すとともにアイヌに対する和人の虐待を告発した。明治政府の役人に就き、蝦夷地に代わる名称としてアイヌ語の「カイ(ここに生まれた人)」を使った「北加伊(カイ)道」を提案するとともに、アイヌ語に基づき各地の地名を上申した。

同まつりは武四郎の生没月の2月に開き、24回目となる。アイヌ文化を発信している札幌大学ウレシパ(育て合い)クラブが武四郎とアイヌの出会いのアイヌ語劇を演じ、輪踊りや熊の霊送りの踊りなどアイヌ古式舞踊を披露した。

他に劇団松阪ドラマシティが武四郎劇を公演。音威子府そばや武四郎鍋など地元と北海道の特産品を販売し、にぎわった。