伝統的建造物、どう残す 関宿の未来考える 亀山でワークショップ 三重

【関宿の未来について意見を出し合う参加者ら=亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

【亀山】建築士会東海北陸ブロック会青年建築士協議会と県建築士会青年委員会は24日、三重県亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで、「関宿を未来につなぐ」と題してワークショップ(同実行委員会)を開催。市民や高校、大学生、建築士ら約150人が参加した。

ワークショップは、江戸時代の町並みを観光地としている、重要伝統的建造物群保存地区の旧東海道の「関宿」=同市関町=を後世に残すためにはどうあるべきかを、市民と学生、建築士が共に関宿の未来について考える第一歩として初めて試みた。

参加者らは10班に分かれ、観光▽移住・定住▽空き家▽保存・防災―など5項目のテーマについて意見を出し合った。市民からは、「一般住民が住む関宿は、街道沿いの修復などには多くの規制もあり、金銭面でも妥協と諦めの中で生活をしている」と言い、「土産店や飲食店が並ぶ、観光地とは少し捉え方が違う」と話した。

岡本稔克実行委員長(44)は「これをきっかけに市民や若い学生とつながりを持ち、建築士としての経験や専門知識を活用し、ワークショップでの意見などをまとめ、行政や関宿の各関係団体に報告書を提出し、関宿のまちづくりに関わっていく」と語った。