東京・三重テラスで忍者ファンミーティング 精神や人生学ぶ「忍道」制定

【忍者について話す山田氏(右)と川上氏(左)=東京都中央区の三重テラスで】

忍者ゆかりの自治体などが加盟する「日本忍者協議会」(会長・鈴木英敬三重県知事)は22日、東京都中央区の三重テラスで忍者ファンミーティングを行い、忍者ファンや関係者ら約50人が参加した。

同協議会事務局長の立石邦博氏が忍者・忍術の精神や技術を学び、人生の道を学ぶことができる制度「忍道」を制定することを発表した。

忍道は忍者が培ってきた技術や精神を体系化し、正しく伝えていくためのもので、同協議会の顧問である甲賀伴党21代目宗師家の川上仁一氏と三重大学人文学部教授の山田雄司氏が監修している。

入門試験から始まり、関心に応じテキストから忍術の教えを学ぶ「陽忍」コース、道場で忍術を修練した先生から学ぶ「陰忍」コースに進み、一定の成果が認められたら同協議会から級位・段位を認定していく。5月頃から始動していく予定という。

川上氏と山田氏が登壇し、忍者や忍道について説明。川上氏は忍道の目的を「忍術の忍者の本質は一つではないが、実態をはっきりしておかないと創造のものになってしまう。コアの部分を明確にする必要がある」と強調。その上で「主君に敵方の情報を伝えることが任務の一つで、戦闘は極力避けるなど耐え忍び絶対生き抜かないといけない。忍道の理念は忍を以て和を成すだ。忍耐が大事で忍道の根幹を示すもの」と話した。

山田氏は「耐え難きを耐え忍びがたきを忍びということを作り上げたところが素晴らしい。忍という言葉はまさに日本人をつくってきた一番根幹にあるものだと思う」と忍者の魅力を伝えた。

両氏への質問や参加者同士の交流などがあった。