創業成功の秘訣伝授 三重県信用保証協会がセミナー、専門家ら体験談

【奥中氏(中央)の体験談を熱心に聞く参加者ら=伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀で】

三重県信用保証協会(津市桜橋、植田隆会長)は23日、伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀で、創業に興味のある人や検討している人々を対象にした「創業セミナー」を開き、26人が参加した。創業に向け、専門家から具体的な準備や心構え、成功の秘訣(ひけつ)などを聞いた。

同協会では、協会法の改正で本年度から業務に経営支援が加わったため、創業前から創業後まで一貫したサポート体制を取ることを事業の柱に掲げている。専門部署を設け創業支援を進めており、その一つが同セミナー。円滑に事業が開始できるよう専門家らがアドバイスする。

この日は、中小企業診断士の横山博昭氏が「創業するまでに知っておくこと」と題して講演し、創業に向けて必要となる考え方や準備などを伝授した。

特別講演として、伊賀市内で実際にカフェを開店したオーナーの奥中景子氏が、創業のやりがいや楽しみ、苦労した点などを披露。キッチンカーでの販売で、大量の売れ残りが出た失敗談や、SNS(会員制交流サイト)を使って反響が広がり、集客につながった体験談を語った。

金融機関の担当者や税理士なども加わって、参加者同士の「車座ディスカッション」も開き、開業資金を借りるまでの流れや税務関係などについて意見交換した。

また、店舗の空き家利用も創業に向けた有力な選択肢の一つになるとして、奥中氏も利用した「空き家バンク制度」について、伊賀市職員から説明があった。

同協会の担当者は「起業の入り口から金融支援、経営サポートまで行っているのは協会だけ。創業に興味のある人はぜひ気軽に相談してほしい」と話している。