鈴鹿・石垣池殺人 被害者の車に歯の破片 元同僚、車内で暴行か 三重

【送検される与後容疑者=鈴鹿市の鈴鹿署で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市石垣3丁目の石垣池で昨年10月、四日市市赤堀1丁目、派遣社員牟田義一さん=当時(41)=が遺体で見つかった事件で、牟田さんが使用していた乗用車から牟田さんの物とみられる歯の破片が見つかっていたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。車内からは血痕なども確認されており、車内で暴行を受けた可能性が高いとみて調べている。

捜査関係者によると、名古屋市中川区内で発見された車内からは歯の破片や牟田さんの血痕のほか、血がついたたばこの吸い殻が見つかった。たばこの吸い殻からは、殺人の疑いで逮捕した元同僚の住所不定、無職与後茂樹容疑者(48)=窃盗罪で公判中=とDNA型が一致する唾液も検出されたという。

一方、牟田さんの遺体には背中など全身にわたって形状や時間の異なる複数の傷が確認されていることも分かった。県警捜査本部では牟田さんが車内だけでなく車外を含む複数の場所で、素手や鈍器を用いるなどさまざまな方法で執拗(しつよう)に暴行を加えられた可能性が高いとみて詳しく調べている。

同捜査本部は同日、殺人容疑で与後容疑者を津地検に送検した。