鳥羽市、一般会計113億円 31年度当初予算案「一陽来復予算」と命名 三重

【鳥羽市の平成31年度予算案を発表する中村市長=市役所で】

 

【鳥羽】三重県鳥羽市は22日、平成31年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は、市民体育館の改修工事や消防庁舎建設事業の本格化で、対前年度比4・5%増の113億8700万円。中村欣一郎市長は、悪いことが続いた後で幸運へ向かうことを意味する「一陽来復予算」と命名し、「(事業の成果で)市民に春の訪れを感じてほしい」と述べた。27日再開の市議会本会議に提案する。

歳出は、大型建設事業の本格化で投資的経費が73・5%増の約14億7000万円。今後数年は建設事業が続くため、投資的経費が膨らむ見込み。

主な事業は、再来年の三重国体でフェンシングの会場になる鳥羽市民体育館(大明東町)の改修事業に4億5000万円を充てる。消防庁舎(安楽島町)建設事業には2億2000万円を計上。鳥羽磯部漁協の黒ノリ加工施設(桃取町)整備事業への建設補助金として2億1000万円を盛り込む。

歳入は、自主財源の柱となる市税が0・7%増の28億円。地方交付税と将来国が負担する臨時財政対策債の合計額は、前年度とほぼ同額の3億2000万円を見込む。

不足分は借金に当たる市債を40・7%増の12億5000万円発行。投資的経費の増額を受け、発行額も大幅に増える。来年度末の臨時財政対策債を除いた市債残高は0・5%減の75億5000万円で、市民一人当たりに換算すると40万2000円の負担になる。

中村市長は「厳しい財政状況で予算を組むのに苦労した。事業でまいた種が芽吹いてほしい」と語った。