フランスで海女PRへ 鳥羽市、国営放送や秋にパリで催し 三重

【鳥羽】三重県鳥羽市は平成31年度、インバウンド対策事業の一環として、フランスで海女のPRに乗り出す。仏国営放送を市内に招き、海女の撮影を依頼する。同国内での放映後、中村欣一郎市長が秋頃に渡仏し、パリ市内で海女文化の紹介イベントを最大2週間開催する予定。関連経費800万円を22日発表の新年度当初予算案に盛り込んだ。

市によると、29年度に市内を訪れたフランス人観光客は約3800人。外国人観光客の中では香港、台湾、中国に次いで多いという。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)などを契機に、パリで海女文化への関心が高まっていることもあり、PR先に選んだ。来年度は5000人のフランス人観光客の来訪を目指す。

事業では、仏国営放送に芸術、健康、食文化の3テーマで撮影を依頼。撮影は5、6月頃に市内で行い、5―10分の番組を2、3本撮る予定。時期は未定だが、25―30%の高視聴率を誇る朝番組「テレマタン」で放映する。放映後は、市が動画投稿サイト「YouTube」にも番組で使われた映像を配信する。

パリでのPRイベントには、中村市長や海女が参加する予定。テレマタンで使った映像を再度流すほか、海女の写真パネルや漁具、白の磯着などを展示する。

中村市長は予算発表の記者会見で「フランスは文化への関心が高い国民性なので、しっかりと海女の魅力を伝えたい」と語った。