殺人容疑で同僚を再逮捕 鈴鹿署、石垣池に男性遺体 三重

【鈴鹿】三重県鈴鹿市で昨年10月、大阪市出身の四日市市赤堀一丁目、派遣社員牟田義一さん=当時(41)=が遺体で見つかった事件で、県警鈴鹿署捜査本部は21日、殺人の疑いで、住所不定、無職与後茂樹容疑者(48)=窃盗罪で公判中=を再逮捕した。

同捜査本部は認否を明らかにしていないが、容疑を否認しているとみられる。

逮捕容疑は平成30年9月29―30日午後にかけて、県内外周辺で殺意を持って牟田さんの頭部や顔面、背中などを多数回殴打し、鈴鹿市石垣三丁目の石垣池内で出血性ショックにより死亡させた疑い。

同事件を巡っては、10月1日午前5時45分ごろ、散歩中の男性から「池に人らしき物が浮いている」と通報を受け、駆けつけた警察官が心肺停止で池に浮いている牟田さんを発見。使用していたとみられる普通乗用車も名古屋市中川区内で見つかった。

解剖の結果、全身に鈍器のような物で殴られたような数十カ所の傷が見つかり、県警は牟田さんが何者かに暴行を受けた後、池に放置されたとみて殺人事件として捜査を続けていた。

同捜査本部によると、牟田さんの仕事先や交友関係などを中心に調べた結果、名古屋市内で自転車を盗んだとして昨年11月に窃盗容疑で逮捕、起訴された与後容疑者が浮上した。

与後容疑者は牟田さんと同じ四日市市内の建築会社で作業員として勤務していたが、昨年9月20日から牟田さんとともに出勤しなくなった。翌21日には鈴鹿市内の商業施設で行動を共にする様子が防犯カメラの映像で確認されており、同捜査本部は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて詳しく調べている。