大紀町 祝い唄歌い大漁祈願 江戸時代から続く「赤船祭」 三重

【大漁旗やのぼりなどで飾り付け、保存会員と児童らを乗せて港内を3周する赤船=大紀町錦で】

【度会郡】三重県大紀町錦で21日、江戸時代後期から続く伝統行事「赤船(せきふね)祭」があった。赤船祭保存会(中世古幸輝会長)の会員らが色鮮やかな大漁旗やのぼり、吹き流しで飾り付けた船に乗り、祭りの祝い唄を歌いながら海上安全と大漁を祈願した。

錦神社で神事が営まれた後、羽織姿の会員5人と毎年祭りに参加している錦小学校3年生7人らが船に乗り込み、出航した。

港内を左回りに3周してから沖へと向かい、海の神「竜宮さん」にお神酒や米、小豆などの供え物をささげた。高ノ島沖のブリ大敷定置網漁場では、会員らが祝い唄を奉納して豊漁を願った。

中世古会長(71)は「後継者がいないので、赤船祭を体験した小学生が大人になった時に受け継いでくれれば。祭りを絶やさないように努力したい」と話していた。