尾鷲市、一般会計94億5572万円 31年度当初予算案 三重

【平成31年度当初予算案を説明する加藤市長=尾鷲市役所で】

【尾鷲】三重県の加藤千速尾鷲市長は21日、市役所で記者会見を開き、平成31年度当初予算案について説明した。一般会計の総額は、前年度比3・4%増の94億5572万円。加藤千速市長は「我慢に我慢を重ねた予算。財政が厳しい中で、庁舎の耐震補強などやらなければならないことに取り組む」と述べた。26日開会の市議会定例会に提出する。

病院事業などの企業会計(4・7%増の58億6505万円)と特別会計(2・9%減の30億3657万円)を合わせた予算総額は2・7%増の183億5734万円。

歳入は固定資産税の減収を見込み市税が19億4585万円。地方交付税と臨時財政対策債の合計額は、4・6%増の38億5400万円になる。

不足分は貯金に当たる財政調整基金を4億2655万円取り崩すほか、借金に当たる市債を32・1%増の7億4810万円発行。31年度末の市債残高は98億9837万円となる見通し。

歳出は、市庁舎の耐震事業の委託料と工事費など2億4440万円を計上するため、投資的経費が18・9%増の8億47万円。

新規事業では、「魅力ある学校づくり推進事業」として、三重大と共同研究を行い、同市輪内地区の賀田小学校と輪内中学校をモデル校とする9年間通じての英語教育を実施する。生徒や児童が地域の歴史や文化を英語で語れることを目標とする。三重大への委託料や教員の研修費として46万円を盛り込んだ。

また、7月に世界遺産登録15周年を迎える熊野古道をPRするため、関連事業に計約844万円を計上。

加藤市長は「熊野古道の価値を地域の方に再認識してもらい、集客交流につなげたい」と述べた。