万引き再犯で県職員懲戒免職 停職復帰からわずか2カ月 三重

【県職員の処分を公表し、頭を下げる担当者=三重県庁で】

二度にわたって万引をしたとして、三重県は20日、工業研究所金属研究室(桑名市)の男性主幹研究員(50)を懲戒免職処分とした。この男性は昨年も万引をしたとして停職5月の懲戒処分を受けていた。復帰から約2カ月で再犯。動機に「ストレス解消」を挙げたという。県は「(再犯は)予見できなかった」としている。

県によると、男性は1月11日午後2時半ごろ、桑名市のショッピングセンターで日本酒や香水など9点(約1万2800円)を手提げかばんに入れ、精算せずに店を出たところを警備員に呼び止められた。

男性は同日午後から休暇を取得し、帰宅途中にショッピングセンターに立ち寄っていた。桑名署で任意の取り調べを受け、万引をしたことを認めた。男性が1月15日、上司との面談で報告して発覚した。

男性は平成29年12月27日にも名古屋市の家電量販店と書店で約4万円分の商品を万引したとして、昨年5月31日付で停職5月の懲戒処分を受けた。昨年11月1日から職場に復帰していた。

男性は県の聞き取りに対し、桑名市での万引について「最初から盗むつもりはなかった。買おうと思っていた商品をかばんに入れていただけだったが、結果として金を払わなかった」などと話したという。

動機については「よく分からない」とする一方で「通勤時間や家庭のことで睡眠不足となり、ストレスを抱えていた。満足感を得るための手段として万引をしてしまったのではないか」とも語ったという。

人事課は「相次ぐ不祥事への再発防止策を検討しているにもかかわらず、また起きたことに申し訳なく思う。1回目の処分が適当だったかも含めて、再発防止策や厳罰化などを検討したい」としている。

また、伊賀保健所が特定医療費の支給認定に関する事務を怠っていた問題で、県は20日、この事務を担当していた同保健所保健衛生室の男性主幹(48)を減給10分の1(1月)の懲戒処分とした。