覚悟もってクラブ育成 J3昇格とサッカースタジアム建設目指す 小倉隆史さん講演 三重

【講演する小倉隆史さん=津市大門の津都ホテルで】

【津】伊勢新聞社政経懇話会2月例会が19日、三重県津市大門の津都ホテルであり、鈴鹿市出身のサッカー元日本代表、小倉隆史さん(45)が講演した。現役時代の思い出や郷土三重への思い、運営法人の理事長を務める東海社会人一部のFC ISE―SHIMA(志摩市)の今後にも触れ、2022年のJ3昇格と5千人規模のサッカー専用多機能スタジアムの建設を目指し「地域の皆さんと一緒にクラブを育てていきたい」と語った。

現役時代FWとしてJ1名古屋などで活躍し、「レフティー・モンスター」の異名を取った小倉さんは、サッカーの名門、四日市中央工業に通った高校時代を「ストライカーとしての自分の形ができた」。サッカーを始めた頃から海外でプレーすることが夢だったと語り、名古屋入団の理由も長期留学を認めてくれたからと明かした。

引退後はサッカーの指導者や経営者を目指し研さんを積んできた。古巣の名古屋でGM兼監督を務めながら成績不振で途中退任した2016年は「応援してくれた人々、何より選手に申し訳ない気持ちだった」。「この経験を生かすしかない。それから2年、いろんな自分と向き合い勉強してきた」と振り返った。

昨年暮れには中南勢地域からJリーグ入りを目標に掲げるFC ISE―SHIMAの運営法人理事長に就任。前理事長の中田一三氏が四中工時代からの旧友であることに加えて「クラブ理念がぼくにマッチしていた」。「クラブの土台を作ることが自分の役目」と先月、県内への転入が完了したことを報告。「1、2年でできるとは思っていない。覚悟をもって臨む」と決意を新たにしていた。