三重県知事 虐待防止条例改正に意欲 千葉小4女児死亡受け

千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件を受け、鈴木英敬三重県知事は19日の定例記者会見で、「子どもを虐待から守る条例」(虐待防止条例)の改正に意欲を示した。しつけに関する規定などを現状に即した内容に見直したい考え。議員提案条例だったことを踏まえ「条例の見直しについて議会と議論したい」と述べた。

鈴木知事は、条例の中で「子どものしつけに際して人権に配慮」するよう書かれていることについて「現状にそぐわない可能性がある」と語った。子どもを権利の主体に位置付けることを明記し、関係機関との連携を重視する内容に改正する必要性を指摘した。

また、与党が児童虐待防止法を改正して児相の体制強化を図る方針を示したことに対し「人材の充実のための財源をしっかり確保してほしい」と注文を付け「時代に合わせ、改正児童福祉法と同様に子どもの権利を最優先という形にすべき」と主張した。

県議会事務局によると、県の虐待防止条例は自民党会派を中心に提案され、平成16年4月に施行。虐待防止条例の制定は全国で初めてだった。17年と25年に文言を修正するための改正はあったものの、施行以来、内容の見直しはされてこなかった。