働き方改革で生産性向上 百五銀がセミナー 頭取が取り組み紹介 三重

【百五銀行の働き方改革を紹介する伊藤頭取=津市丸之内で】

百五銀行は18日、働き方改革をテーマにしたセミナーを、三重県津市丸之内の同行丸之内本部棟で開いた。伊藤歳恭頭取が同行の取り組みを紹介。「働き方改革は生産性の向上にもつながる」と訴えた。

中小企業の経営者ら約150人が参加した。県と平成29年に締結した働き方改革の包括連携協定に基づく取り組みの一環で、昨年3月に続いて2度目。今後も年に1回のペースで開く予定という。

伊藤頭取は「長時間にわたって働かないと評価されなかった時代は大きく変化した。共働きや家事、介護の分担は当たり前という男性は確実に増えている」とし、職場環境を見直す必要性を強調した。

その上で「カエルプロジェクト」と題した働き方改革を3年前から進めていると説明。育児休業期間を延長したほか、短時間勤務を3時間から可能にしたことなど、同行の取り組みを紹介した。

一方で「難しいのは意識を変えること」と指摘し、行内では「働き方改革によって生産性が向上する」と訴えてきたと説明。取り組みの評価が高い支店を表彰し、好事例を共有していることも紹介した。

時間外勤務が減少したことや、アンケートで「働きいがいがある」と答える行員の増加につながったことなど、取り組みによる成果もアピール。「地域の働き方改革にも貢献したい」と述べた。

鈴木英敬知事も講演し、働き方改革で業績が伸びた県内企業や遠隔地の配送業務で同業他社との共同集配を始めた事例を紹介。「皆さんが伝道師となって取り組みを広げてほしい」と参加者に呼び掛けた。

百五総合研究所の瀧本和彦主席研究員や、内閣府働き方改革実現会議の委員で少子化ジャーナリストの白河桃子氏も働き方改革をテーマに講演。終了後は三重労働局による個別相談会もあった。