サッカーJFL J3昇格圏内を目標に ヴィアティン三重の上野新監督

【新体制発表会に臨むヴィアティンン三重の上野監督(右)。左は阪倉ヘッドコーチ=桑名市内で】

サッカーのアマチュア最高峰リーグ、日本フットボールリーグ(JFL)の3月17日の開幕を前に、リーグ3年目の「ヴィアティン三重」(桑名市)が16日、ファンクラブ会員らを集めて市内で新体制発表会を行った。

今季トップチームの指揮を執るJ2甲府・前監督の上野展裕氏は目標に、J3昇格の要件の一つとなる4位以内と、2014年以来遠ざかる天皇杯出場を掲げた。

「仕事をしながら、シャワーのない施設で練習する選手らを勝たせてやりたい」として「目指すのは全員守備全員攻撃。まず積極的にボールを奪うことを中心にやりたい。諦めない姿勢で最後まで戦う」と決意を語った。

県リーグ3部からスタートの2012年から毎年昇格を続けてきたが、JFL初参戦の一昨年は16チーム中12位、2年目の昨年は11位だった。

運営会社「ヴィアティン三重ファミリークラブ」の後藤大介社長は「目標を達成できなかったことに危機感を持ちチーム、フロント両方を強化する」。クラブ基盤の強化に加えて、J3クラブライセンスに必要な5000人規模のスタジアム整備にも意欲をにじませた。

戦力面ではJリーグの指導経験に加え、2014年から17年まで監督を務めたレノファ山口FCではチームをJFLからJ2に昇格させた実績を持つ上野氏を監督に招聘(しょうへい)。ヘッドコーチに四日市中央工高OBで、J3長野・前監督の阪倉裕二氏を迎えた。

トップチームの32選手中新戦力は上野監督の山口時代の教え子のFW原口拓人選手(ガイナーレ鳥取)=兵庫県出身=ら11選手。そのうち5人が大学新卒選手となった。コスモ石油サッカー部元監督の山本好彦GMは、補強のポイントとして「ハイプレスで切り替えの速いサッカーに対応するため、基本的に走れる選手を選んだ」と語った。

新主将も大卒2年目のMF西村仁志選手=滋賀県出身=を抜てき。「チーム全体で守備の意識が高まってきた」とする西村選手は、サポーターらを前に「昨年は悔しい結果になったが今年は汗の結晶を見せる。皆さんと勝利のラインダンスを踊りたい」と力を込めた。