スクールセクハラ対応へ会合 鈴鹿市PTA連、未公表の不適切指導も 三重

【各校の現新PTA執行部役員代表者ら=鈴鹿市飯野寺家町の市文化会館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の同市PTA連合会(松尾健会長)は15日夜、同市飯野寺家町の市文化会館さつきプラザで「第3回小中学校合同現新代表者会」を開き、子どもたちへのスクールセクハラに対応するために、学校運営協議会や児童相談所などを含めた環境づくりを推進していく必要があると、各校代表の保護者らに呼び掛けた。

会合には、市内全公立小中学校の現職と来年度のPTA執行部役員代表ら計64人が参加。

松尾会長(43)は「連日のように全国各地で教職員による子どもたちへのセクハラ事案の報道がある中、市内でも不適切な指導として市教委に過去5年間で2件報告されている。そのうち1件では『職員が児童生徒に対して本人が望まないスキンシップ』があったものの、公表されておらずあまり知られていない」と現状を説明。

「元気がない」「妙に明るい」など子どものSOSサインを見逃さないとともに、子どもが事実を話したときには否定的な態度をとらず、受け入れる姿勢を見せることが重要と述べ、「問題が発生したときにはPTAでも取り上げ、保護者が相談できる環境づくりを推進していく」と話した。

参加者の一人、稲生小学校PTAの門谷梓央会長(37)は「保護者の意識向上が子どもたちを守ることにつながるとともに、先生たちにも緊張感を持ってもらい、子どもたちが安心して通える学校を一緒に作りたい」と話していた。

担任教員が教室で子どもに抱きつくなど、本人の望まないスキンシップをした事案は平成29年度に発生。教員はすでに退職している。市教委は懲戒処分に該当するものではないとして公表していない。保護者は市教委の対応に納得していない。