松阪出身の探検家 武四郎の足跡を「北海道遺産」に 札幌のNPOが選定 三重

【松阪】NPO「北海道遺産協議会」(札幌市中央区、会長・石森秀三北海道博物館館長)はこのほど、三重県松阪市小野江町出身の探検家で北海道の名付け親、松浦武四郎(1818―1888年)が蝦夷(えぞ)地を踏査した足跡を「北海道遺産」に選定した。

同遺産は平成13年、次世代へ引き継ぎたい道民全体の「宝物」として初めて選び、現在67件。昨年の北海道命名150年に合わせ3回目の募集を実施した。64件の応募があり、「松浦武四郎による蝦夷地踏査の足跡~六度にわたる踏査の業績を未来へ~」など15件を選び出した。

武四郎の業績は「北海道の沿岸・内陸を問わず踏査し膨大な記録を作成したこと、蝦夷地に関する多くの書物を出版したこと、北海道の名づけ親としてまた、国・郡の範囲を定めその名称を選定したこと」と説明。

選定理由では「ロシアの南下が懸念される近世の北海道の状況を物語る『北海道命名』のストーリーとしての価値」を評価し、「膨大な踏査記録が遺されており、フットパスやサイクリングなど観光や教育などをとおし、新たな北海道の地域づくりへの活用といったシェアリングヘリテージに期待します」とされた。