「景観を守る努力を」 紀和町の歴史や魅力語る 三石学さんが講演 三重

【紀和町の歴史や文化について講演する三石さん=熊野市紀和町の紀和コミュニティセンターで】

【熊野】三重県熊野市紀和町の紀和コミュニティセンターで12日、熊野市文化財専門委員長の三石学さんが同市紀和町の歴史や魅力について講演し、約50人が耳を傾けた。

同町は棚田・丸山千枚田や国指定史跡「赤木城跡」などがある。昨年4月には観光客の途中地点として道の駅「熊野・板屋九郎兵衛の里」が国道311号沿いに開業した。

講演は、同町の歴史や文化について地元の人に知ってもらい、将来は観光客のガイドとして活躍してもらおうと、市観光協会が主催した。

三石さんは丸山千枚田の歴史について紹介。棚田の石垣は石工集団の「黒鍬」の技術で築いたと説明した。「今、千枚田の石垣を積めば、10万人の人手と30億円かかるといわれる」とし、「昔の人は苦労して造り上げた。私たちは景観を守る努力をしなければならない」と語った。

全国を行脚して資金を集め、伊勢神宮の式年遷宮復興に寄与した同町出身の慶光院清順上人についても紹介した。