ダムや発電所の歴史紹介 尾鷲の熊野古道センター 三重

【揚水発電の仕組みが分かる模型などが並ぶ会場=尾鷲市向井の熊野古道センターで】

【尾鷲】三重、和歌山、奈良の3県にあるダムや水力発電所の歴史を紹介する企画展「知られざる熊野のダム―北山川・銚子川水系の水力発電を科学する」が尾鷲市向井の県立熊野古道センターで開かれている。17日まで。

同地域は急峻な地形と雨が多いため、水力発電所やダムが数多く建設されてきた。伐採した木材を運ぶために建設された大又発電所(熊野市)と賀田発電所(尾鷲市)など9カ所廃止されたが現在も7カ所が動いている。

県内初の水力発電所は明治32年に開設した鮒田発電所(紀宝町)。民家の照明用として稼働していたが、老朽化のため昭和38年に廃止された。

会場には、水をくみ上げて発電する池原発電所(奈良県)の揚水発電の仕組みが分かる模型、ダムや発電所の建設中の写真、ダムを訪れた人がもらえるダムカードなど138点が展示されている。

センターの橋本博さん(51)は「ダムや発電所の役割や仕組みを企画展を通して知ってもらいたい」と話している。