津・射山神社 無病息災を祈願 湯立て神事に200人 三重

【宮口宮司(右)から湯のはらいを受ける参拝者ら=津市榊原町の射山神社で】

【津】熱湯を振りかけ無病息災を祈願する湯立て神事「御湯(みゆ)」が11日、三重県津市榊原町の射山神社であり、地域の人や観光客ら約200人(同神社発表)が訪れた。

湯の神を祭る同神社に江戸時代から伝わる行事。昭和初期に一度途絶えたが同30年代に宮口重明宮司(80)が復活させ毎年この日に行われている。

神事では境内中央の鉄釜に拝殿ではらいを受けた温泉の湯と境内にわき出る長命水とを合わせ、護摩木や絵馬をくべた炎で煮立てた。宮口宮司が鉄釜にクマザサを浸して「無病息災、家内安全」と言いながら四方の参拝者に振りかけると、皆こうべを垂れてしぶきを受けた。

終了後は縁起物のクマザサを我先に受け取った。同町の越野鈴子さん(70)は親子孫三代で訪れ「毎年家族が一年無事に過ごせるよう祈っています」と話した。

同神社ではこの日から町内各所で始まったイベント「榊原温泉のお雛さま」の人形展示もあった。