伊勢 捕鯨巡る国際情勢語る 元横浜市長・中田氏が講演 三重

【講演する中田氏=伊勢市神田久志本町で】

【伊勢】日本会議三重・伊勢支部などでつくる「建国記念の日伊勢奉祝委員会」は11日、伊勢市神田久志本町の皇學館大で、建国記念の日伊勢奉祝の集いを開き、元横浜市長で評論家の中田宏氏が「日本再生の道」と題して講演した。中田氏は「国際社会は必ずしも正論が通るわけではない」と指摘し、約600人(主催者発表)が聞き入った。

中田氏は日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退した経緯について「日本の主張が受け入れられないからではなく、孤立もしていない」と強調。カリブ海の国々など海洋資源を長年活用してきた約40の国々から日本は尊敬と支持を受けていることを紹介した。

また、日本の調査捕鯨により、クジラが食べる膨大な魚の量が判明したことを説明し「海の生態系をどう守るのか」と反捕鯨国を批判。捕鯨を巡る文化や価値観の問題にも触れ「他国の文化に土足で足を踏み入れる反捕鯨国に反発する国もある」と語った。

その上で「国際社会は正論だけでは動かない」と指摘。「生きてきた背景の違いから理屈が通じない人もおり、話し合いでは解決しない時もある」とし「外交には経済、軍事、交渉の総合力が必要だ」と強調した。