鈴鹿市が新年度当初予算案 一般会計633億円 統一地方選控え骨格編成 三重

【新年度予算案について説明する末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は12日、平成31年度当初予算案を発表した。一般会計は4月の統一地方選挙実施に伴う骨格的予算で、633億6700万円(前年度比0・3%減)を計上。特別会計と水道、下水道事業会計を加えた予算総額は1064億5232万7千円(同0・9%増)の規模となった。19日から始まる同市議会2月定例議会に上程される。

末松則子市長は同日の記者会見で「総合計画を停滞させることなくしっかりと推進するための予算編成」と述べた。

歳入全体の45・4%を占める市税は、企業収益の動向により法人市民税が減収を見込むものの、納税義務者数の増加と雇用の改善傾向に伴い個人市民税が増加傾向にあることから、全体で2億8449万4千円の増収を見込む。

不足分を補うため、繰入金として貯金にあたる財政調整基金から16億5千万円、地方債減債基金から4億円をそれぞれ計上。市債の借入額は50億7840万円(同2・9%増)で平成31年度末の借入残高は470億7311万4千円。

ふるさと納税「すずか応援寄付金」は平成30年12月末までに基金へ積立てた分、計1億5783万1000円を24事業で活用する。

歳出は義務的経費に退職者数の減に伴う人件費の減少など、全体で324億8987万6千円(同0・9%減)を計上。投資的経費は骨格的予算により、道路橋りょう費などが減額となるものの、市立体育館の大規模改修や牧田公民館施設整備など、老朽化した公共施設の改修や建て替えが必要なことから、全体では74億8298万6千円(同0・3%増)となった。

主な事業は、聴覚・言語機能障害者などがスマートフォンなどにより緊急通報を行うシステム「Net119」の整備費=198万3000円、新規▽高規格救急車1台購入と訓練人形の購入費=2738万円、拡充▽県が整備する津波予測、伝達システムを各市町で整備協力金として負担するための経費=45万7000円、新規▽西条保育所の移転新築工事=3億6668万円▽石薬師小学校屋内運動場の改築に架かる実施設計業務委託と周辺道路整備工事=1億1931万4000円▽医療費の窓口無料化を6歳まで拡大=7億638万9000円、拡充▽里帰り出産などによる予防接種の県外接種を助成対象として追加=4億6673万7000円、拡充▽清掃センターの基幹的設備改良工事の経費=18億7559万2000円▽天名地区公共設備一体整備にかかる造成工事経費=1億9700万円―など。